上棟式の準備と流れ

杉森建設

2016年05月27日 11:59

富士店の遠藤です。
昨日、富士市で上棟式が行われたお施主様の現場に行ってきました。






現場に向かう100mくらい前から、木の香りが漂ってきます。
桧(ひのき)だから芳香性が強いのでしょうね


上棟式は無事棟が上がったことを喜び、感謝、祈願する儀式ですが、最近の上棟式では職人さんをもてなす「お祝い」の意味が強くなっているとのことです。
また、地鎮祭と違って神主さんに来て頂くことがないため(地域によっても異なります。)、現場監督が式を進めることがほとんどだと営業さんが言っていました。

↑手前にいるのは式の準備をする監督です。

上棟式では、魔よけのための幣束(へいそく)と呼ばれるものを立て、四隅の柱にお神酒や塩、米などをまきます。

中央にあるのが幣束です。


↑注)2年前の当社上棟式の写真です。以前は、この幣束も当社社員(元大工)お手製のものを使用していました。


私は女性なので、式には参加できません。
理由はいろいろあるようですが、インターネットで調べてみると
 「家の神様は女性なので、女性が上がると嫉妬するから」 などが主な理由として挙げられるようです。


上棟式に参加し屋根に上ることができるのは男性のみで、人数も奇数とされているのだそうです。
理由は定かではありませんが、また今度調べてみようと思います。

↑注)今回の写真がとれなかったので2年前の上棟式の様子です。(男性社員が撮影しました)
この時はお施主様のご意向で投げ餅も行った為、大人数で上りました。※奇数人数です。
↓その時の様子はこちらのブログをご覧下さい。
http://sugimori.i-ra.jp/e770346.html


最近では屋根に上るのは危険ということで1階でやるようになりました。


今回は簡単な上棟式ということで、式後の宴である「直会」(なおらい)は省略です。

↓ちなみに直会をやったお施主様の様子はこちら

↓投げ餅も行いました。その詳細はこちらのブログからご覧下さい。
http://sugimori.i-ra.jp/e756929.html



上棟式のやり方は、地域やご家庭の考え方でずいぶんと違います。
投げ餅を行う等は土地柄や親御さんがらみで行うことが多く、最近は割りと簡素化されています。
手間と時間もかかることから上棟式を行わない方も勿論いらっしゃいます。
注)上棟式は必ずやらなければならない物ではありません。



上棟式の準備で必要なものは地域や施工会社の指示によって異なりますが

◆お塩・お米・お酒…建物の四方にまいて清め上棟の儀を行うときに使います。

◆お供え物…お神酒、果物や野菜等(人参、胡瓜、大根、りんご、みかん、バナナ等を5品目程奇数で)、鮮魚

以上のものが挙げられます。(あくまで一例です)




胡瓜3本中、1本はお施主様が作ったものだそうです。
イボイボがたくさんついているので、採りたて新鮮ですね


その他、昆布やスルメなどもお供えすることもあります。

以前お施主様のご意向で投げ餅を行った際、私の母がちゃっかり参加させて頂いたのですが、お餅と一緒に「昆布」も拾ったようで
「昆布が上から降ってきたからキャッチしたの!」と大喜びでした。
コンブにかけて…「悦ぶ(よろこぶ)」  ですね♪

インターネットの情報によると、スルメは噛めば噛むほど味が出ることから、「幾久しくご縁が続きますように」という意味でお供え物として使われているのだそうです。



祭壇に飾り付けをしたら…


建物の四方にお神酒、塩、米をまいてお清めをします。






監督の祈願の後、続いてお施主様や職人さんたちが祭壇前で二礼二拍一礼で祈願します。
(写真なしですみません…)
女性なので立ち入ることが出来ず、お施主様の奥様と一緒に遠くから見ることしかできませんでしたが、厳粛な雰囲気の中で執り行われていました。

お神酒乾杯で、最後は三本締めでお開きとなりました。


上棟の記念に、営業の西谷が祭壇前でお施主様を撮影していました。


S様、上棟おめでとうございます!
夢がカタチとなって実現できるよう、社員一同頑張って参ります。

今後とも宜しくお願い致します



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