web内覧会【和風の家】vol.3
前回のweb内覧会の続きです。
富士市で建築された【入母屋造り和風の家】をご紹介いたします。
今回は外観をご紹介いたします。
玄関は格子の和風デザインで落ち着きのある引き戸です。
外壁の色はお施主様曰く、「無難なベージュ系でも良かったのですが、少し冒険してみました」
と選択された、うぐいす色。
お洒落で明るく、良いアクセントになっていますね♪
↓こちらは下屋(げや)と呼ばれる部分です。
下屋というのは、日本建築特有の玄関前などに作られることの多い「庇(ひさし)」のことです。
メインの屋根より一段下げた位置に取り付けられています。
下屋の垂木や隅木の小口には、劣化防止に銅板を巻いています。
銅版の小口飾りは既製品ではなく、板金屋さんがひとつひとつ手作りで作っているそうです。
手の込んだ作業ですね~。
下屋の裏はこんな感じの仕上げになっています。
軒裏の木と木の組み合わせを見ると、大工さんの腕の良さと職人魂を感じます。
↓下屋は、建物をほぼ一周ぐるっと囲んでいます。
下屋の下にあるのは「濡れ縁」で、奥に見えるのは「ウッドデッキ」です。
「濡れ縁(ぬれえん)」とはあまり聞いたことがない言葉ですが、家の外側にあって雨ざらしになる板張りの部分のことです。
通常の「縁側」はフローリングのように長手方向に板を張りますが、濡れ縁は直角方向に短い板を張るんです。
カメラマンさんが、撮影しながら「いやぁ~これは凄いねぇ~」と唸るほどでした。
↓撮影していただいたカメラマンの眞野様です。
↓こちらは「戸袋」です。
雨戸を収納しておくため、縁側や窓の敷居の端に 設けた箱状の造作物のことです。
「入母屋造り」と呼ばれる和風の屋根です。
入母屋造りとは屋根の形のひとつです。
切妻(本を開いたような形の屋根)と寄せ棟(4つの流れを組み合わせた屋根)を混合した複雑な美しい屋根です。
↓【切妻】本を開いたような形
↓【寄棟】4つの流れを組み合わせた屋根
「切妻」と「寄棟」を合体すると…
↓【入母屋】
入母屋は、古くから寄せ棟より格式が上とされてきました。
この入母屋を組み合わせた優れた屋根のデザインに日本のお城があります。
屋根の形にはそれぞれ格式があったり意味があるものなんですね!
以上、富士市で先日完成されました【入母屋造り 和風の家】WEB内覧会でした
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